投資銀行の登場(その1)

近代資本主義が発展し、より巨額の資金を使った事業が行われるようになると、その資金調達を専門に扱う金融機関が登場してきた。それが投資銀行である。投資銀行は19世紀半ばのアメリカで作られ始め、その後のアメリカの飛躍的な経済成長を支える存在となった。リーマン・ブラザース(1850年設立)やゴールドマン・サックス(1869年設立)などアメリカを代表する巨大金融機関はいずれも投資銀行であった。

参考文献:
アメリカ金融史―建国から1980年代まで
』  西川純子・松井和夫(有斐閣、1989年)

 


★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(上) 資本主義の危機とイスラーム経済の登場』を構成している「知識カード」の一枚です。



【紙派のかたはこちらをどうぞ】

◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック