ハラール産業の登場:認証制度の導入

イスラーム金融に続いて台頭してきた現代イスラーム経済の取り組みは、ハラール産業である。ハラールとは、アラビア語で「神様に許された」を意味し、特に、アルコールや豚の成分を含まないものをハラール製品と呼ぶ。20世紀後半から、食品が国境を越えて行き交うことが日常化してくる中で、ムスリムが食することのできるものを明確に区別するために、ハラール製品の規格化と認証制度の導入が進めされていった。

参考文献:
「ハラールな飲食品とハラール認証」 阿良田麻里子 『大学生・社会人のためのイスラーム講座』  小杉泰他編(ナカニシヤ出版、2018年)

 


★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(上) 資本主義の危機とイスラーム経済の登場』を構成している「知識カード」の一枚です。



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