スンナ

預言者ムハンマドの言行。

スンナは慣習を意味するアラビア語であり、定冠詞をつけられ限定された時には、預言者ムハンマドの慣習、つまり彼が生前に実践した言行を意味する。シャリーア(イスラーム法)を導き出すための、神の言葉であるコーランに次ぐ法源である。ムハンマドのスンナを活字化したのがハディース(預言者の伝承)である。

参考文献:
新装版 イスラム:思想と歴史』  中村廣治郎(東京大学出版会、2012年)
『イスラーム文化−その根柢にあるもの(岩波文庫)』  井筒俊彦(岩波書店、1991年)

■関連知識カード/章説明他:
イスラームの弁証術の「護教的」性格


 

★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.3 基本概念・基礎用語編』を構成している「知識カード」の一枚です。


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