オスマン帝国のギルド制度

オスマン帝国の官僚国家的な側面は、都市の構造にも反映された。

民族やマイノリティごとに街区(ハーラ)が設定されるとともに、都市住民の職人、商人集団がギルドとして組織された。

歴代のイスラーム王朝でも、職人、商人集団は存在した。しかし、その組織は緩やかなものであった。それを、オスマン帝国はギルド集団として組織した。

参考文献:
イスラームの国家・社会・法』  H.ガーバー 黒田壽郎訳(藤原書店、1996年)

 


★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.2 市場経済における「イスラームの道」(歴史編)』を構成している「知識カード」の一枚です。


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