この目の前の本は、今このわたしの目に見えているような仕方では本当は存在していないかもしれない。 しかしそれでも…
タグ: 苫野 一徳
欲望の網目にフックをかける
とするなら、わたしたちはその粗い欲望の網目にまず何らかの形で〝フック〟をかけ、こちらにたぐり寄せ、その中心点を…
ドゥルーズ=ガタリの「自由」論の問題点
しかし、ドゥルーズ=ガタリの抱く「自由」の〝イメージ〟は、第二章で述べた「因果からの自由(上巻・知識カード25…
保護中: [献本] 自由の相互承認(下)
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状態・事実論的アプローチ
サンデルもテイラーも、細かな相違点はあるにしても、その思想の基本的構えは同じである。すなわち、両者は、わたした…
脱コード化という不自由
しかし、欲望をただひたすら散逸させる——脱コード化する——という戦略もまた、それだけを志向し続ける限り、わたし…
無規定性と規定性の弁証法
ヘーゲルは、「自由」の本質をこれら二つの契機の綜合として描き出す。 「こうして自由は、規定されていないことにあ…
世界共和国は実現可能か?
柄谷の議論は、一見きわめて魅力的なものだ。先述したグローバル資本主義の問題を、もし柄谷のいうアイデアによって克…
未来社会構想のための問い
職業を通した豊かな人間関係、そこにおいて、それぞれが〝who〟として現われ出ることのできる「現われの空間」――…