その4.原則的には、ワクフ物件は、所有権が凍結されることによって、設定後には分割、譲渡、売却など一切の処分を禁…
タグ: イスラム世界の経済史
イスラームにおける「公」と「私」
イスラームには、西欧近代と同じ意味での公と私の観念はない。 アラビア語で公と私に近い言葉として、「アーンム」(…
契約社会を支える証人
もっとも、イスラーム法において、契約についての一般的理論があるわけではない。 現実の商業契約の多くは、イスラー…
イブン・ハルドゥーン経済論の三つの命題
『歴史序説』で展開されているイブン・ハルドゥーンの経済論は、次の三つの命題に要約することができる。 (1)富と…
市場は自生的社会秩序のモデル
もっとも、市場経済を取り上げるについては、こうした時代の要請という受身な理由のほか、もうひとつ能動的な理由があ…
砂漠が作り出す開放空間
また、砂漠は開放空間として、ものとひとの移動に好都合であった。そこには、オアシスを結ぶ形で、道が縦横に走ってい…
取引の契約に立ち会う証人が果たした二つの機能
シャーヒド(取引の契約に立ち会う証人)は、互いに補完関係にある二つの社会的機能を果たした。一つは公証人としての…
ワクフの社会的意義:その2 ウンマ(信徒共同体)
ウンマ(イスラーム信徒共同体)にとって、ワクフ(イスラーム的寄進)からの収益が公共施設の建設・維持・運営に充て…



