各国銀行市場におけるイスラーム銀行のシェア

各国の銀行市場におけるイスラーム銀行の市場シェア(2018年第2四半期時点)は、中東では、サウディアラビアが51.5%、クウェートが40.6%、カタルが25.2%、アラブ首長国連邦が20.6%、ヨルダンが15.6%である。アジアでは、ブルネイが63.6%、マレーシアが26.5%、バングラデシュが20.1%である。これらの国以外でも、トルコ、オマーン、パキスタン、インドネシアなどでイスラーム銀行のシェアが急速に伸び始めている。

参考文献:
世界に広がるイスラーム金融―中東からアジア、ヨーロッパへ』 濱田美紀・福田安志編(アジア経済研究所、2010年)
グローバル・イスラーム金融論』  吉田悦章(ナカニシヤ出版、2017年)
IFSB Islamic Financial Services Industry Stability Report 2019. Kuala Lumpur: IFSB, 2019.
https://www.ifsb.org/download.php?id=5724&lang=English&pg=/index.php

 


★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(上) 資本主義の危機とイスラーム経済の登場』を構成している「知識カード」の一枚です。



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