経済学者、ジョン・ヒックスは、『経済史の理論』のなかで、経験主義的あるいは関係論的な市場観に立って、市場経済を四つの発展段階として描いた。
(1)「市場の勃興」:「専門化した商人」の登場による商人的経済の成立。
(2)「第一の局面」:商人的経済の水平的発展。
(3)「中期の局面」:商人的経済の垂直的発展
(4)「近代の局面」:近代工業の勃興と産業革命
参考文献:
『経済史の理論(講談社学術文庫)』 J.R.ヒックス 新保博・渡辺文夫訳(講談社、1995年)
★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.3 基本概念・基礎用語編』を構成している「知識カード」の一枚です。
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