知能とは
知能とは身体的な能力を超えて、時間と空間の中で行動をデザインする力のことです。もうひとつ、知能には意識的な領域と無意識の領域があります。
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西欧の伝統的な知能観は、意識的な知能(推論や予測など)を想定しています。しかし人工知能を構築するには、まず世界を解釈する(どこを歩けるとか、何をつかめるとか)無意識の知能を構築する必要があります。その上ではじめて意識的な知能を構築できるようになるのです。
無意識というとすぐに心理学の分野で大きな業績をあげたフロイトを想起します。他方、言語の成り立ちやコミュニケーションの分野で無意識の世界に深く潜水していったのがフェルディナン・ド・ソシュールです。
ソシュールはスイスの言語学者で、ヤコブソンやチョムスキーといった多くの言語学者や思想家に影響を与えた偉大な人物。
無形のものが、無意識のうちに次第に形を持つようになる。つまり、まず言語ならぬもの、ある「想念」があって、それがどんどん言語化されていくプロセスがある。言語とはなっていないが指示されるものを「シニフィエ」、言語となったものを「シニフィアン」と呼びました。
知能全体の中で言語化のプロセスを行っている部分と、言語によって思考をしている(知性)部分とがあることを説明した参考文献(書籍)を紹介しましょう。
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■参考文献(書籍)リスト
(参考文献のもっと詳しい内容は、書籍タイトルをクリック。関連知識カードもクリックするとコンテキスト(文脈)がわかりとても便利。)
「エクリ」を読む
◎関連知識カード
・世界の分節化
・世界の構造と言葉の構造
エージェントアプローチ人工知能 第2版
◎関連知識カード
・デザインする力
ことばの誕生
◎関連知識カード
・言葉によるコミュニケーション
ソシュール 一般言語学講義
◎関連知識カード
・言葉の生成過程と無意識
・シニフィエとシニフィアン
・言葉は世界を分節化する
ソシュールの思想
◎関連知識カード
・言葉によるコミュニケーション
ソシュールを読む
◎関連知識カード
・言葉は認識に即している
・世界の構造と言葉の構造
チンパンジーから見た世界
◎関連知識カード
・世界の分節化
・世界の構造と言葉の構造
井筒俊彦全集
◎関連知識カード
・無意識の解釈
・キャラクターAIと無意識
言葉と無意識
◎関連知識カード
・言葉の生成過程と無意識
構造人類学
◎関連知識カード
・人工知能と構造主義
人工知能のための哲学塾
◎関連知識カード
・生物が視るもの
・無意識から意識へ
・人工知能の構造(1)
比喩と理解
◎関連知識カード
・言葉は世界を分節化する
無意識の構造
◎関連知識カード
・生物が視るもの
論理哲学論考
◎関連知識カード
・言葉の多義性
◎これは『人工知能と人工知性(三宅陽一郎)』の「第二章 知能ってなんだろう」の参考文献(書籍)をリスト化したものです。
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◎『人工知能と人工知性(三宅陽一郎)』の章別参考文献リストに戻る
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