イスラームは政治の経済への過度な介入を諌めた

イスラームは政治の経済への過度な介入を諌めた。とりわけ、流通と市場での取引への課税を嫌った。とはいえ、イスラーム世界の行政当局は、必要としたときには、市場に介入した。

つまり、かれらは、基本的には市場経済を認めつつ、マスラハ、つまり社会福祉や社会正義の観点から市場に介入した。

参考文献:
イスラム経済論―イスラムの経済倫理』 第二部第4章:公正観  加藤博(書籍工房早山、2010年)


 

★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.2 市場経済における「イスラームの道」(歴史編)』を構成している「知識カード」の一枚です。


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