社会学者・歴史学者のイマニュエル・ウォーラーステインが『近代世界システム』で展開した理論。
国家を単一のシステムとみてきた従来の発想に対し、世界全体を単一の社会システム、すなわち世界資本主義体制としてとらえ、その内部構造を、国際分業・中心・周辺といった分析概念を用いて把握しようとした。
参考文献:
『入門・世界システム分析』 イマニュエル・ウォーラーステイン 山下範久訳(藤原書店、 2006年)
『世界システム論で読む日本(講談社選書メチエ)』 山下範久(講談社、2003年)
『知の教科書 ウォーラーステイン(講談社選書メチエ)』 川北稔(講談社、2001年)
■関連知識カード/章説明他:
ヨーロッパ中心史観からくるバイアス
イスラーム世界はネットワ-ク社会
★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.3 基本概念・基礎用語編』を構成している「知識カード」の一枚です。
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