ダイアン・フォッシーがゴリラ研究を開始する少し前の一九六〇年、チンパンジーの調査地を探していた伊谷純一郎は、タンザニアでジェーン・グドールという女性に出会う。
すでにゴンベ森林でチンパンジーの調査を始めていた彼女は、驚いたことに、個体に名前を付け、時には擬人的な表現でチンパンジーの行動を記述していた。
■参考文献
『ゴリラとピグミーの森』 伊谷純一郎(岩波新書、一九六三年)
『森の隣人 チンパンジーと私』 ジェーン・グドール 河合雅雄訳(平凡社、一九七三年)原著一九六九年
『心の窓―チンパンジーとの三〇年』 ジェーン・グドール 高崎和美・高崎浩幸・伊谷純一郎訳(どうぶつ社、一九九四年)原著一九九〇年
★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(上)「社会」の学としての霊長類学』を構成している「知識カード」の一枚です。
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