AがBを追いかけたのは、最低位のCをかばったのでも、ボスとして争いを収めようとしたわけでもない。単に、Aの目の…
タグ: ニホンザルの生態
どのように資源をめぐる競合を解決するか?
攻撃によって資源を巡る競合を抑える、とはどういうことだろうか。 この攻撃交渉による社会関係の調整は、我々ヒトや…
ニホンザルの三者間攻撃交渉
ニホンザルは自分と相手だけでなく、他個体間の順位関係も認識している。それがわかるのは、三者間の攻撃交渉が起きた…
ニホンザルのイモ洗い行動
一九五四年、宮崎県の幸島でイモと名づけられた四歳のメスのニホンザルが、砂浜に撒かれたサツマイモを沢の流れにつけ…
群れに伝わったイモ洗い
一頭の若いメスが「開発」したイモ洗い行動は、時とともに他の個体へと伝わっていった。まず同世代の遊び仲間や血縁個…
ニホンザルにみる「末子優位」の法則
ニホンザルの長期調査から、彼らの社会にはいくつかの「ルール」があることが分かってきた。 その一つが「末子優位の…
幸島のサルのイモ洗い
最もよく知られているニホンザルの文化行動が、幸島のサルのイモ洗いである。 一九五四年、研究者たちは四歳のメスザ…