これを「欲望相関性」の原理として再定式化したのが、哲学者の竹田青嗣だ。
その際彼が強調する重要な点は、わたしたちの認識が欲望(・関心)相関的であるということを、各自が確かめ検証することができるという点、そして、わたしたちが確かめ検証することができるのは、原理的に言ってこの地点までであるという点だ。
■参考文献
『現象学は〈思考の原理〉である』 竹田 青嗣 二〇〇四年
★この記事はiCardbook、『自由の相互承認—— 人間社会を「希望」に紡ぐ ——(上)現状変革の哲学原理』を構成している「知識カード」の一枚です。
◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック