定住と縄張り意識

定住によって食料生産と土地や資源への管理意識が強まると、土地を囲い込んで境界線を引き、それを守ろうとする縄張り意識が芽生えてくる。さらに、人口の規模が大きくなると管理する土地を拡大しなければならなくなり、他の集団が管理する土地に手を伸ばし、集団間の争いが頻発するようになった。


『家族進化論』第六章・第七節 農耕と牧畜がもたらしたもの  山極寿一(東京大学出版会、二〇一二年)

★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(下)共感社会と家族の過去、現在、未来』を構成している「知識カード」の一枚です。

◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック