イスラーム金融の急成長は、欧米諸国の関心を促した。イギリス政府は、国際金融センターのロンドンをヨーロッパにおけるイスラーム金融のゲートウェイと位置づけ、国内法制度の整備に注力した。また、HSBCやスタンダードチャータード*のような巨大金融機関も、イスラーム金融独自のブランドを立ち上げて世界展開を行っている。さらに、ドイツの地方自治体の中には、イスラーム金融を使って公債を発行するところまで出てきている。
参考文献:
『グローバル・イスラーム金融論』第3章:イスラーム金融の「周縁地域」における発展経路 吉田悦章(ナカニシヤ出版、2017年)
*HSBCはイギリス最大規模の金融機関で、イギリス、アジアなどを基盤にする世界有数の銀行持株会社。発祥が1865年香港に設立された香港上海銀行Hongkong and Shanghai Banking Corp. Ltd.(HSBC)。
スタンダードチャータードは英国の銀行で前身が1853年設立のチャータード銀行。東南アジア・オーストラリア地域の貿易金融を営んでいた。
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