お金儲けによって生み出される富とは、違いを見つけることによってそのモノに新たに付加された価値のことである。
第１節「005 違いを見つけてお金儲けをする（その２）」の例における雑貨屋の場合、外国で作られたアクセサリーを日本に持ち込むことで高まった希少価値がここでの富に相当する。外国から5000円で仕入れたアクセサリーを日本で7000円で売ったとすれば、差額の2000円が新たに付加された価値の具体的な金額となる。
参考文献：
『マクロ経済学（第４版）』第１章：国民所得統計、第２章：GDPの決定 吉川洋（岩波書店、2017年）
□関連知識カード：
違いを見つけてお金儲けをする（その２）
★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済（上） 資本主義の危機とイスラーム経済の登場』を構成している「知識カード」の一枚です。
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