よく知られるのは葉食者と果実食者のコントラストだ。
比較的どこにでも多く存在する葉を主食とする霊長類は、遊動域が狭く、群れどうしの遊動域は大きく重なる。I):遊動域が重なる葉食者の群れどうしが出会った場合、闘争に発展しないことも多い。互いを微妙に避けあったり、際立った反応なくすれ違ったりすることがある。
対して、果物を主食とする種は遊動域が広く、群れどうしは限られた果実を巡って競合するので遊動域の重なりは小さい。
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註
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