しかし、通常、一つのシナプス電位は、活動電位と比べるとずっと小さい電位であるため、次の神経細胞が活動を生じるほ…
タグ: 杉晴夫
シナプス電位(微小電位変化)
神経細胞が活動すると、その電気的な興奮は軸索上を伝播していきます。そして、軸索から神経伝達物質が放出され、シナ…
神経回路の情報処理は一方向だけではない
入出力という表現を用いると、神経活動は上流から下流へと単方向に伝わっていく印象を持ちますが、ほとんどの脳領域で…
シナプス伝達の加算 その二(閾値)
神経細胞は、樹状突起上に次々に入力されてくるシナプス電位を総合して、その総和がある一定値(閾値)を超えたら、細…
シナプス伝達の加算の特徴 その一(シナプス電位のばらつき)
ただし、投票の仕組みと神経細胞の性質には、三つの主な相違点があります。 一つ目として、個々のシナプスにおけるシ…
シナプス伝達の加算 その三(遅延)
こうした一つの神経細胞の中で起こる一連の過程「前の細胞からのシナプス伝達、シナプス電位の加算、活動電位の発生、…
自発活動のメカニズム その三(ゆらぎの輻輳)
神経細胞ひとつひとつが自発的な活動のゆらぎをもっていますので、こうした神経細胞群が互いにシナプス伝達を送り合う…