写真植字の略称で、写真植字機によって文字を印画紙に写す仕組み(写研やモリサワなどが代表的なメーカー)。
一九八〇年後半からD T Pが普及し始めるが、それ以前はデザイナーが写植を注文し、版下原稿に切り貼りしていたのである。当時は「日本の印刷レベルは高い、そう簡単にD T Pは普及しない」といった否定的な意見も多かった。
■参考文献
『組版原論―タイポグラフィと活字・写植・DTP』 府川 充男 一九九六年
『ぼくのつくった書体の話 活字と写植、そして小塚書体のデザイン』 小塚 昌彦 二〇一三年
◎関連知識カード:CSSによる視覚表現、グレートデカップリング
★この記事はiCardbook、『人工知能と商業デザイン』を構成している「知識カード」の一枚です。
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