2000年代のアメリカでは、空前の好景気の中で住宅バブルが起こり、住宅ローンへの需要はますます高まった。投資銀行は住宅ローンの証券化にますます傾注するようになり、投資銀行の間での競争が激化した。少しでも多くのお金を儲けるために、投資銀行は他行との違いのある金融商品や投資先を血眼になって探すようになっていった。
参考文献:
『資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす(日経ビジネス人文庫)』 竹森俊平(日本経済新聞出版、2014年)
★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(上) 資本主義の危機とイスラーム経済の登場』を構成している「知識カード」の一枚です。
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