フレームとは人工知能が世界を捉える時の枠組みのことです。
人工知能は人間のようにこの世界に身体を通して直接生きているわけではありません。今のところ、機械の思考を持ち、世界を眺めているだけです。ですから、人工知能に現実と関わる事柄をさせる時は、人間が、どのような問題を考えるかを人工知能に吹き込む必要があります。
これを「フレーム」と言います。
■参考文献
『エージェントアプローチ人工知能 第2版』 Stuart Russell ・Peter Norvig 原著二〇〇三年
「 IT、都市、ヘルスケア、あらゆる領域で人工知能と人間が共創する未来」 三宅陽一郎 二〇一五年
★この記事はiCardbook、『<人工知能>と<人工知性>: —— 環境、身体、知能の関係から解き明かすAI—— 』を構成している「知識カード」の一枚です。