消費―サービスの享受

消費とは、サービスを享受するプロセスである。

人的サービスを直接享受する場合、飲食物を摂取する場合など通過資源を消費する場合、耐久消費財を使用する場合など人工資本基盤を使用する場合、入山料を払って自然を楽しむ場合など自然資本基盤を使用する場合など、さまざまな消費の形態が想定できる。

このとき、人的サービスを直接享受する場合や、人工資本基盤を購入せずに使用する場合、自然資本基盤を使用する場合など、通過資源やそれを用いた人工資本基盤を消尽せずに行われる消費と、通過資源やそれを用いた人工資本基盤を消尽する消費の双方が存在する。前者は、購入する人工物の物量がゼロである消費であり、後者は、購入する人工物の物量が存在する消費である。

■参考文献
エコロジカルな経済学』 第五章・第三節 ごみがでる消費の理論 倉阪 秀史 二〇〇三年


★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか—— 資本基盤マネジメントの経済理論へ——(下)政策展開の経済理論』を構成している「知識カード」の一枚です。

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