成長によるコストとメリットのバランス

『エコロジカル経済学』においては、「成長は経済的であるとともに、非経済的でもありうる」とされる。

人間の経済の成長は、有限な環境の中で行われるため、成長に伴うコストが、成長によるメリットを上回る時点、ポイントがどこかにある。

この点が無限の成長を無意識のうちに想定している従来型経済学との最大の相違点である。

■参考文献
『エコロジー経済学: 原理と応用』  ハーマン・E・デイリー、ジョシュア・ファーレイ 原著二〇〇四年
『持続可能な発展の経済学』  ハーマン・E・デイリー 原著一九九六年


★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか(上)視座と理念の転換』を構成している「知識カード」の一枚です。

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