「現われの空間」を経済社会に組み込む

市民社会(市場)とは比較的独立したところに、「現われの空間」を作ることも重要ではある。しかしわたしたちはまず何よりも、それを経済社会の中に組み込んでいく必要がある。繰り返すが、わたしたちは多くの場合、そして基本的には、自らの「職業」——そこにはもちろん、家事や育児といった「仕事」も含まれる——を通して人間関係の世界を生きているからだ。

■参考文献
『シャドウ・ワーク――生活のあり方を問う』 イヴァン・イリッチ 原著一九八一年◯

★この記事はiCardbook、自由の相互承認 —— 人間社会を「希望」に紡ぐ —— (下)未来構築の実践理論』を構成している「知識カード」の一枚です。

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