閾値把握

人的資本基盤の閾値しきいちは、人の生存条件が満たされなくなるポイントである。これは、生物学・医学的知見を活用しつつ把握される。

人工資本基盤の閾値しきいちは、設計意図が果たせなくなるポイントである。これは、工学的知見を活用しつつ把握される。

自然資本基盤の閾値しきいちは、生態系のメカニズムが継続できなくなるポイントである。これは、生態学・農学・林学的知見を活用しつつ把握される。

社会関係資本基盤の閾値しきいちは、コミュニティや自治体が存続できなくなるポイントである。これは、おそらく社会学的知見を活用しつつ把握される。


■参考文献
レジーム・シフト―気候変動と生物資源管理』  川崎健、谷口旭、二平章、花輪公雄 二〇〇七年

★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか—— 資本基盤マネジメントの経済理論へ——(下)政策展開の経済理論』を構成している「知識カード」の一枚です。

◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック