通過資源価格の決定

通過資源は、その通過資源が創出される段階と、その通過資源が使用された段階の二つの段階で、環境負荷が生み出される。

したがって、通過資源価格は、これらの環境負荷を回避し、最小化し、それでも残る環境負荷について代償措置を講ずるために要する費用を賄った上で、当該通過資源の創出のために要する人的サービスに対する支払いが可能なレベルに設定されるべきである。※I):環境負荷の回避・最小化・代償に関するレベル決定については、「知識カード57」。

■参考文献
「持続可能性を確保する経済学はどうあるべきか」 倉阪秀史 『グローバルネット』(地球・人間環境フォーラム)二〇一六年一月


★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか—— 資本基盤マネジメントの経済理論へ——(下)政策展開の経済理論』を構成している「知識カード」の一枚です。

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I. :環境負荷の回避・最小化・代償に関するレベル決定については、「知識カード57」。