ゴリラに引き寄せられた東西の研究者

日本モンキーセンターの支援によって結成された類人猿調査隊は、一九五〇年代の終わりに三度派遣された。ちょうど同じ頃、ジル・ドニスソープやジョージ・シャラーら欧米の研究者が同じくゴリラを対象として研究を始めていた。

こうして、東西の霊長類学者はアフリカの奥地、ヴィルンガ火山群I):マウンテンゴリラが生息するウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国の国境地帯火山群。で邂逅する。


■参考文献
『ゴリラ』  今西錦司(文芸春秋社、一九六〇年)

『ゴリラ探検記 新装版』  河合雅雄(講談社学術文庫、一九八四年)

『ゴリラとピグミーの森』  伊谷純一郎(岩波新書、一九六三年)

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I. :マウンテンゴリラが生息するウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国の国境地帯火山群。