砂漠は、通常イメージされるように、水のない不毛な、周囲から途絶された閉鎖的な空間ではない。それは、住民が同じく…
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ウンマ:「神の僕」の共同体
イスラームの社会秩序は、絶対的な神とそれに服従する信徒を前提とする。信徒の存在は、神と信徒が直接に個々に結んだ…
社会に埋め込まれた経済
カール・ポランニーの『人間の経済』第四章の章タイトル。 かつて経済は共同体に内在する理法として、人間の社会的諸…
タウヒードの社会観 3:公と私 アラブ世界
日本人の多くは、アラブとイスラームの区別がつかない。しかし、イスラームを知るためには、この二つを区別する必要が…
「差異」の類型化とイスラーム商人の三つの類型
実に見事な類型化である。そこでは、商行動における三つの利潤創出原理、つまり、空間(距離)に基づく「差異」、時間…
そもそも経済とは何か:広義の経済と狭義の経済
「人間は本性上社会的動物である」との言葉で喚起されるのは、そもそも経済とは何であるかとのプリミティブな問いであ…
梅棹忠夫の「生態史観」
梅棹忠夫は、西洋対東洋という従来の世界史の枠組みを否定し、それに代わる、生態系の違いを念頭に、第一地域と第二地…