サービス効率を向上させるためには、通過資源の新たな投入を伴わないサービスの創出を進めること(各種資源基盤の有効活用)、物量あたりのサービス量を増加させること(脱物質化)、通過資源を投入する場合にはよりサービス量の大きい用途に配分すること(通過資源の効率的配分)が必要である。
たとえば、さまざまな資本基盤をシェアするなどして有効に活用することは、通過資源の新たな投入を伴わないサービスの創出といえる。また、小型化・軽量化などは脱物質化の例である。
■参考文献
『シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略』 レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース 原著二〇一〇年
『限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭』 ジェレミー・リフキン 原著二〇一四年
★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか—— 資本基盤マネジメントの経済理論へ——(下)政策展開の経済理論』を構成している「知識カード」の一枚です。
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