大分岐

グローバルヒストリー研究の代表作とされる、アメリカの歴史学者、ケネス・ポメランツの著書。西欧中心史観を相対化する視点を与え、ジョン・K・フェアバンク賞、世界歴史学会著作賞、ダン・デイヴィッド賞などを受賞。

まず18世紀の半ば1750年頃まで、西欧と東アジアの経済発展の度合いにはほとんど差がなく、「驚くほど似ていた、ひとつの世界」であったことを明らかにした。その後、東西・欧亜が、19世紀に「分岐」していって、西欧が優位に立つ過程を整理したのだが、18世紀までのアジアの先進性をみとめたということで話題になった。

参考文献:
大分岐―中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』  K. ポメランツ 川北稔訳(名古屋大学出版会、2015年)
なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』  ロバート・C・アレン グローバル経済史研究会訳(NTT出版、2012年)
世界経済史概観 紀元1年~2030年』  アンガス・マディソン 政治経済研究所訳(岩波書店、2015年)

■関連知識カード/章説明他:
グローバルヒストリー


 

★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.3 基本概念・基礎用語編』を構成している「知識カード」の一枚です。


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