神経活動計測の急性実験

実験動物において、脳の中に電極を挿入する技術はいくつかあります。一つ目は、麻酔をかけた動物の頭部を記録台に固定し、開頭部位から電極を脳内に徐々に降ろしていく方法です。この場合は、一日で完結する記録実験となります。

電極が標的部位に到達したかどうかは、表面から挿入した深さや、計測される脳波のパターンで推定します。目的とした電気信号が入ってきたら、その場で記録を開始します。

このような急性実験では、その日に出会った細胞の活動をできるだけ長く記録するということになります。


■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)

Rhythms of the Brain  Gyorgy Buzsaki Oxford University Press ,2006


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