永続地帯

永続地帯とは、その区域で分散的に得られる資源によって、その区域におけるエネルギー需要と食糧需要のすべてをまかなうことができる区域と定義される。なお、その区域が他の区域から切り離されて実際に自給自足していなくても構わない。計算上、その区域で得られるエネルギーと食糧の総量がそれらの需要量を超えていればよい。※I):永続地帯研究会によれば、二〇一五年三月時点の試算では、地域の民生用と農林水産業用エネルギー需要を地域の再生可能エネルギーで賄いうる市町村は六一、このうち、カロリーベースでの食糧自給率が一〇〇>%を超えている市町村は三〇存在することがわかっている。

■参考文献
「永続地帯の提案持続可能な地域社会をめざして」 倉阪秀史・永続地帯研究会  『「環境と福祉」の統合 持続可能な福祉社会の実現に向けて』   広井 良典(編 二〇〇八年「永続地帯報告書


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I. :永続地帯研究会によれば、二〇一五年三月時点の試算では、地域の民生用と農林水産業用エネルギー需要を地域の再生可能エネルギーで賄いうる市町村は六一、このうち、カロリーベースでの食糧自給率が一〇〇>%を超えている市町村は三〇存在することがわかっている。