モニタリングとフィードバックシステムが機能していても、想定外の外的撹乱要因によって、資本基盤の一部が失われるかもしれない。
このため、ある資本基盤が失われても別の資本基盤がバックアップとして機能するように資本基盤を多様に備えておかなければならない。※I):また、想定外の外的撹乱要因によって一部の資本基盤が損なわれても、連鎖的に他の資本基盤が損なわれないように、区画化という工夫も必要である。
これは、火災が延焼しないように防火壁や防火帯を置くことと同じ工夫である。
■参考文献
『システムのレジリエンス さまざまな擾乱からの回復力』 情報・システム研究機構新領域融合センターシステムズ・レジリエンスプロジェクト 二〇一六年
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註
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