環境価値の貨幣評価の諸手法

環境価値の貨幣評価は、外部性の内部化に捉われた新古典派経済学者が行き着く先である。

総体として市場では価格づけされないものに、被害額、対策費用、地価や賃金の違い、旅行費用など、さまざまな価格データを加工したり、環境対策費用の支払い意思額や環境破壊の受入意志額などをアンケートしたりして、価格づけしようとする。

■参考文献
『新しい環境経済学―持続可能な発展の理論』  デービッド・W ピアス、エドワード・B バービア、アニル マーカンジャ 原著一九八九年


★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか(上)視座と理念の転換』を構成している「知識カード」の一枚です。

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