移動方法と手足の形

原猿類など小型種は鉤爪(かぎづめ)を持ち、木の枝や幹に爪をひっかけて移動する。より大きな種は私たちと同じ平爪を持ち、手足で枝をつかんで渡り歩く。ゴリラなど大型種の中には地上歩行に適応したものがおり、腕と脚の長さが同じくらいになったり、地面を歩きやすい前足や後ろ足の形になったりしている。


■参考文献
『サル学なんでも小事典―ヒトとは何かを知るために』  京都大学霊長類研究所編(講談社、一九九二年)

『新・霊長類学のすすめ』  京都大学霊長類研究所編(丸善出版、二〇一二年)

関連知識カード:三百種の霊長類

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