物理刺激の感知と電位変化への変換

同様に、物理的刺激も神経活動(神経細胞の電位変化)に変換されます。

視覚情報処理の始まりとしては、眼の網膜では、視細胞が可視光線(動物が認知できる光)を感知し、光エネルギーを網膜神経節細胞の電位変化に変換します。

聴覚情報処理の始まりとしては、耳の鼓膜では、空気圧変動(音波)を感知すると、耳小骨を介して、ラセン神経節神経細胞の電位変化に変換されます。

皮膚では物理的ゆがみを感知する機械受容器や、組織の損傷を感知する侵害受容器を介して、神経活動が生成されます。


■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)

『「見る」とはどういうことか―脳と心の関係をさぐる』  藤田一郎(化学同人、二〇〇七年)

『ニューロンから心をさぐる (岩波科学ライブラリー (64))』  桜井芳雄(岩波書店、一九九八年)


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