それぞれの脳領域は独特の位置で独特の構造を有していますが、どの領域でも、その基本的な構成単位は、神経細胞、グリア細胞(I):グリア細胞は、神経細胞への栄養補給などの補助的な役割を担っていると言われています。近年では様々な役割が解明されつつあります。血管は、脳へ栄養素や代謝物質を運ぶ役割を担っています。)、血管の三つであることは共通しています。
このうち情報伝達の主役を担っているのは、神経細胞です(図2)。
ヒトの脳ではおよそ一千億個の神経細胞が存在するとされており、神経細胞どうしは、緻密な「神経回路」を形成して、ミリ秒単位での非常に高速な情報伝達を行っています。
■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)
『ニューロンの生物物理 第二版』 宮川博義・井上雅司(丸善出版、二〇一三年)
『脳とニューロン (ニュートン別冊)』 (ニュートンプレス、二〇一六年)
『脳とグリア細胞——見えてきた!脳機能のカギを握る細胞たち——』 工藤佳久(技術評論社、二〇一〇年)
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註
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