人工知能の性能を測る指標は、どれぐらいの時間と空間のスケールの課題に対応できるか、そのスケールをどれぐらい自在に変えることができるか、この二つです。

この観点で、人間の自然知能と人工知能を比べると、高さと柔軟性でまだまだ人間に及びません。また、現状、多くの人工知能は特定の問題に特化しています（※）。その特化した問題から人工知能は逃れることができません。

人間は、問題を自分で設定し、またさらにさまざまな角度から問題を捉えることで、問題の設定や範囲を柔軟に変化させて行く柔軟性を持ち合わせています。

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