影響効率を向上させるためには、通過資源の使用量当たりの環境負荷量を減らす努力が必要である。
たとえば、生産過程での歩留率をあげることによって不要物・廃熱の発生を抑えること、通過資源に占める循環資源を増加させることによって使用物量当たりの環境負荷量を下げること、二酸化炭素排出量や放射性廃棄物発生量の少ないエネルギー源を選択すること、有害化学物質を可能な限り使用しない生産に切り替えていくことなどが該当する。
■参考文献
『ファクター10―エコ効率革命を実現する』 フリードリヒ・シュミット=ブレーク 原著一九九四年
『ファクター4―豊かさを2倍に、資源消費を半分に』 エルンスト・ウルリッヒ フォン・ワイツゼッカー, L.ハンター ロビンス他 原著一九九五年
『エコ効率―環境という資源の利用効率』 OEC(編 原著一九九八年
★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか—— 資本基盤マネジメントの経済理論へ——(下)政策展開の経済理論』を構成している「知識カード」の一枚です。
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