枯渇性資源と更新性(再生可能)資源

枯渇性資源とは、通過資源の中でも、当該資源を産みだす自然資本基盤のメカニズムが失われてしまったものを指す。鉱物資源や化石燃料がその典型である。原子力発電の燃料であるウランもまた枯渇性資源である。

更新性(再生可能)資源とは、通過資源であって、それを産みだす自然資本基盤のメカニズムが存在しているものを指す。太陽光、風、波、地熱、潮の満ち干、生物資源(バイオマス)などが典型である。更新スピードを超えて使えば枯渇する。つまりrenewableであってもrecyclableではない

■参考文献
資源経済学のすすめ―世界の鉱物資源を考える』  西山 孝 一九九三年
新しい火の創造』  エイモリー・B・ロビンス 二〇一二年
グリーン経済を支える自然資本」『平成26年版 図で見る環境・循環型社会・生物多様性白書』 第一部・第三章・第四節 [編集部]