神経細胞の組み合わせはほぼ無限

このように脳の情報処理とは、神経細胞の活動を基本最小単位として、神経細胞が次々とシナプスを介して情報伝達を行い、電気的興奮が神経回路の中を高速に流れていくことです。

ひとつひとつの神経細胞に活動の有無を割り当てていけば、原理上は、ほぼ無数の組合せパターンが実現できることになります。脳が圧倒的な記憶、計算容量を有しているのは、こうした神経細胞の組み合わせをうまく利用しているためです。


■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)

『脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス)』  甘利俊一(講談社、二〇一六年)

『脳の計算機構―ボトムアップ・トップダウンのダイナミクス』  銅谷賢治・阪口豊・五味裕章・川人光男編(朝倉書店、二〇〇五年)


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