宇沢弘文は、自然資本、社会的インフラストラクチャー、制度資本からなる「社会的共通資本」については、市場外の意思決定によって確保されるべきと考えた。制度資本の中でも、教育と医療が重要としている。社会的共通資本が、社会の安定性をもたらすものと考えた。※I):「制度主義を具現化するものとしての社会的共通資本は決して、国家の統治機構の一部として官僚的に管理されたり、また利潤追求の対象として市場的な条件によって左右されてはならない」「社会的共通資本の各部門は、職業的専門家によって、専門的知見にもとづき、職業的規範にしたがって管理・運営されなければならない」(『社会的共通資本』)
■参考文献
『社会的共通資本』 宇沢 弘文 二〇〇二年II)
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註
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