「一人当たりの健全なストック量の確保」という政策目標

地域持続のための経済指標として、一人あたりの健全な資本基盤量が想定できる。※I):なお、地域のエネルギー需要を地域の再生可能エネルギーで賄っている比率(地域的エネルギー自給率)、地域的食糧自給率のような指標も類似の指標となりうる。

たとえば、人的資本基盤に関しては健康人口割合、要介護者比率、認知症患者比率のような指標が想定できる。
人工資本基盤については、一人あたりの「健全な」建物量・道路延長・管路延長、健全に管理されていない空き家比率のような指標が想定できる。
自然資本基盤については、一人あたりの「健全な」農地・林地面積のような指標が想定できる。

■参考文献
人口減少・環境制約下で持続するコミュニティづくり―南房総をイメージエリアとして』  大石 亜希子、宮脇 勝、岡部 明子、広井 良典、倉阪 秀史 二〇一二年

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I. :なお、地域のエネルギー需要を地域の再生可能エネルギーで賄っている比率(地域的エネルギー自給率)、地域的食糧自給率のような指標も類似の指標となりうる。