ヒュームは、重商主義者の奢侈に対する批判的な見方に対して、嗜好の洗練と商業の利益によってうながされる技術(アーツ)と産業活動(インダストリー)の発展は文明社会の基礎であると主張した。
この事実は、イブン・ハルドゥーンが産業(工業)を技術と呼んだことに類似し、大変に興味深い。
参考文献:
『イスラム世界の経済史』 補論:イブン・ハルドゥーンの経済論 加藤博(NTT出版、2005年)
『経済学入門シリーズ 経済思想』 32頁 八木紀一郎(日本経済新聞社、1993年)
関連知識カード/章説明他: 重商主義
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