『歴史序説』で展開されているイブン・ハルドゥーンの経済論は、次の三つの命題に要約することができる。
(1)富と所得の源泉は労働である。
(2)富と所得の規模は協業の度合いによる。
(3)協業の度合いは人口規模と技術水準に基づく。
参考文献:
『イスラム世界の経済史』 補論:イブン・ハルドゥーンの経済論 加藤博(NTT出版、2005年)
★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.1 イスラーム経済社会の構造(理論編)』を構成している「知識カード」の一枚です。
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