同時に、とりわけ義務教育の終了段階において、「自由」実質化のための力能、および「自由の相互承認」の感度を、必ずある一定のレベルにまで、すべての子どもたちに保障する必要がある。
この一定のレベルをどう設定するかは難しい問題だが、できるだけ相互承認可能な形で、絶えず設定し続ける必要がある。
■参考文献
『リベラリズムの教育哲学―多様性と選択』 宮寺 晃夫 二〇〇〇年
『教育の平等と正義』 ケネス・ハウ 原著一九九七年
★この記事はiCardbook、『自由の相互承認—— 人間社会を「希望」に紡ぐ ——(下)未来構築の実践理論』を構成している「知識カード」の一枚です。
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