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ISBN : 9784815806583
ふつう利子と訳されることが多い 「リバー」 の概念が、労働の投入による付加価値を伴わずに貨幣財を交換することだという本質的意味を指摘。なぜ、それが戒められるのかをイスラム法学をたどりながら検証する。
そのうえで、イスラムの考え方は財の付加価値や技術革新を重視する誘因になり得ると著者は主張する。経済についてのイスラムの価値観を現代の中に位置付け直そうとする問題意識が伝わってくる。
現代イスラーム金融論 2010年度書評一覧 « 名古屋大学出版会 https://www.unp.or.jp/syohyo2010#110220
イスラーム金融の実践を世界観ごと外部から理解可能なロジックで分析。利子と利得の基準、流動性問題への対応、不確実性の扱い方などを通して、根底にある志向を把握し、近代資本主義との関係でその現代性を明らかにするとともに、経済史的な普遍性をも指し示す。
現代イスラーム金融論 https://www.amazon.co.jp/dp/4815806586/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
投機やギャンブル(ガラル)の禁止
https://society-zero.com/icard/382598
リバー禁止に抵触する2つの条件
https://society-zero.com/icard/685470
この記事は「 資本主義の未来と現代イスラーム経済(下) 金融資本主義からの脱却と「利他利己」の超克」の「参考文献」リストの一つです。
「知識カード」を編成したカード型専門書、iCardbookはスマホ時代の、新しいホンの形です。
This article is one of the "References list" of "「 資本主義の未来と現代イスラーム経済(下) 金融資本主義からの脱却と「利他利己」の超克」"
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・通学・通勤のスキマ時間にさくさく読める
・著者の頭の中の、「設計図」がすぐわかる
・次に読むべき本へすぐリーチ
●長岡慎介教授 | 京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科 グローバル地域研究専攻 https://www.global.asafas.kyoto-u.ac.jp/staff/nagaoka/
●研究室|長岡慎介(京都大学、イスラーム経済、イスラーム金融) http://nagaoka.world.coocan.jp/index_ja.html
●ささっとわかる! イスラーム -文化から経済・お金まで- | 京都大学のリアルを紹介 ザッツ・京大 https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2019/05/30/6851/