著者: セーレン キルケゴール , Soren Kierkegaard(原著) , 桝田 啓三郎(翻訳)
出版社: 筑摩書房
ISBN : 9784480082589
「キルケゴールには、ヘーゲルの議論は現実を論理的(=弁証法的)に説明するものだという直観があった。現実は論理に従って、つつがなく進んでいく。そのプロセスを記述するなかで、いまこの現実を生きている「私」は、体系のうちへと回収され、類型化されてしまう。キルケゴールからすれば、ヘーゲルからは、具体的な状況において決断を行ったり、そこから逃避したりする「私」のありようが抜け落ちてしまっているのだ。」
キルケゴール『死に至る病』を解読する | Philosophy Guides https://www.philosophyguides.org/decoding/decoding-of-kierkegaard-sygdommen/
「絶望とは、人間の精神のみがかかる「死にいたる病」である。キリスト教界の欺瞞を批判しつつ、無限なる神との関係における有限なる自己(単独者)をめぐって、絶望と罪の諸形態を徹底分析し、考え抜く―精神の教化と覚醒のために。自己疎外におちいった現代人の魂の、その核心への肉薄が、いまなお鮮烈に私たちをとらえてはなさない。キルケゴール晩年の思索を、デンマーク語原典から訳出し、詳細をきわめる訳注を付す。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4480082581/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
可能性を持ってこい
https://society-zero.com/icard/921244
この記事は「 自由の相互承認(下)」の「参考文献」リストの一つです。
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