著者: 柄谷 行人
出版社: 岩波書店
ISBN : 9784004310013
「そういう考え方もできるけれども、今問われるべきは、我々が住んでいる資本主義のその先はないのかということで、「それが、ある」というのが柄谷さんの答えなんですね。どこにあるのかというと、「リバタリアン社会主義」、つまり、社会の構造というものを考えるときに、平等に価値を置くか不平等に価値を置くか。「不平等に価値を置くやつがいるか」と思うでしょうが、これはあえて解釈すると、「機会の平等」と「結果の平等」というふうに考えたらいいと思います。」
「「資本=ネーション=国家」という接合体に覆われた現在の世界からは、それを超えるための理念も想像力も失われてしまった。資本制とネーションと国家の起源をそれぞれ三つの基礎的な交換様式から解明し、その接合体から抜け出す方法を「世界共和国」への道すじの中に探ってゆく。二一世紀の世界を変える大胆な社会構想。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4004310016/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
「交換様式D」としての「世界共和国」
https://society-zero.com/icard/715874
この記事は「 自由の相互承認(下)」の「参考文献」リストの一つです。
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